『労働歌及組合歌』
昭和2年5月31日印刷
発行所 白揚社
定価 25銭
戦前に出た革命・労働歌集の中で最も出回っていて、入手は容易です。なぜこんなに現存しているのか不思議です。
現に私も2冊所有しています。
ただ、そのどちらも1曲目の「インタナショナルの歌」のページが破り取られています。たまたまなのか、なんらかの理由があるのか謎です。
序の附記に、「検閲の関係上、数多の伏字をした上有能な歌を多く削除」とありますが、国立国会図書館には、その検閲の際に内務省の担当者が書き込みをした、有能な歌がそのまま掲載されている1冊が所蔵されています。当時の検閲のリアルな姿が想像出来、一見の価値があります。
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